パチンコとパチスロの違い?
やらない人からすれば、よくわからないですよね。
そもそもパチンコ・パチスロなんて、普通の人生を歩んでいれば、出会うこともないし、興味もないし、なくなればいいという人が大半だと思います。
パチスロやっていたぼくからしてみても、まぁ、よくわからないだらけですね。
ただ今回は、パチンコとパチスロの違いを自分なりに言葉にしてハッキリさせたることで、
なぜぼくは、借金するほどにパチスロにはまってしまったのか?
その答えがすこしは明確になるんじゃないかと思ったので記事にすることにしました。
15年以上もパチスロを打ち続けてきたひとりのユーザーとして、それなりに見聞きしてきた情報を整理してみたいと思ったわけです。
パチスロとの関係
ぼくは、パチンコ・パチスロ業界には、ユーザーとして関わっていただけです。
また、各種ルールや規則の変更が激しい行かです。
業界内の規定はもちろん、法律や条例等のからみ、各地域によっても違いもあります。
それを承知のうえで、ぼく自身の経験と記憶をもとに書いていますので、間違っていることがあるかもしれません。
その場合は、コメントいただけたら幸いです。
そんなわけで。
パチンコとパチスロ
まずは、パチンコとパチスロの違いってなんだろうか?
基本的なことを整理していきます。
パチンコの基礎知識
パチンコの遊び方・遊戯の流れについて、簡単に説明しておきます。
[box02 title="パチンコの基本的な遊び方"]
- パチンコ店に行く
- (あれ?お金、持ってたっけ?うーん、1万円か…ちょっと心もとないな、コンビニで降ろしてくるか…)
- コンビニに行く、1へ戻る…無限ループするので、4へ行く
- パチンコ台に座る
- 台の左にあるサンドと呼ばれる機械にお金を入れる(店によっては、パッキーカードとよばれるプリペイドカードを購入する)
- 台にある貸出ボタンを押す、玉がジャラジャラ...
- ハンドルを右にひねる、玉がカシャンカシャンと飛び出す
- 玉が指定の箇所に入ると図柄(液晶デジタル)が回転(玉が入った時点で当たるかはずれるか決まってる)
- 図柄が揃う(大当たり!)→玉がたくさん出てくる
- 確変図柄(=確率変動図柄:一般的に奇数)が揃うと、大当たり終了後もすっごい当たりやすい状態になってる→⑨へ)
- 通常図柄(一般的に偶数)が揃うと時短突入→⑫へ
- 時短突入(時間短縮)突入(玉を減らさず微減・現状維持・微増しつつ、めっちゃ回るお得な時間)
- 時短終了→通常時⑧へ
[/box02]
一般的なパチンコ遊戯の流れはこうなります。
あ、そうそう。羽根物と呼ばれるパチンコ台もありましたね。
羽根物というのは、パチンコ台内部にある大当たりの穴に玉が入れば当たりという、見ていてわかりやすいパチンコ機種のことです。
ハンドル技術で回転数をあげることはできるけど禁止
4円パチンコの場合、1000円で250玉をお店から借りて遊戯します。
機種や台によっても違うのですが、一般的に1000円で10回転~20回転くらい回ります。
パチンコは機種が同じであれば大当たりの確率も同じです。
つまり、1000円あたりの回転数(抽選回数)があがれば、勝つ可能性が高まります。
[box03 title="パチンコ台の基本的な種類と大当たり確率"]
- 甘デジ:約1/100(1/99.9)
=当たりやすいけど出玉も少なく、連チャン性も低い。 - ミドル:約1/200~1/300
=程よく当たり、連チャン性もある。 - マックス:約1/400
=初当たり確率は悪いが、当たれば大連チャンの可能性がある。
[/box03]
ユーザーの中には、
- 台の釘を見たり、
- ハンドルを固定したり、
- ひねったり、
- 止めたり、
しながら、なんとか回転数をあげて、勝利をつかもうとする人もいます。
パチンコは「1000円で○○回転以上回る台を打ち続ければ勝てる」という指標があり、一般的にボーダーと呼ばれています。
しかし、パチンコ店側がパチンコのクギを調整することはもちろん、
ユーザーがハンドルにコインやカードを差し込んでハンドルを固定するハンドル操作、
そのどちらも表向きには禁止されています。
台を叩いたり殴ったりするのは常識的にだめですが、地域や店によってはハンドル操作そのものも厳しく監視・注意されることがあります。
それが、本来あるべきただしい営業方法というのが常識のようです。
パチンコ・パチスロの換金方法
パチンコの遊戯説明…となるとここまでなのですが。
パチンコを説明する以上は、
このあとパチンコ店とパチンコ店併設店でおこなわれる「換金」についても書く必要があるかと思います。
換金の流れ
大当たりをみごと引き当て、しかも大連チャン!
みごと大量の玉を獲得したユーザーは、
[box02 title="換金の流れ"]
- 店員さんを呼び、ジェットとよばれる機械に玉を流してもらい玉の数を数えてもらう
- 玉数が書かれたレシートを受け取る
- 景品交換カウンターでレシートを渡す
- 玉の数に相当する景品と交換、もしくは貯玉する。通常(なにも言わずにレシートを渡すと)特殊景品に交換されます
- 特殊景品をもってパチンコ店に併設されている換金所にむかう
- 換金所の小さな窓口から特殊景品を中の人に渡す
- 換金所の中の人から特殊景品に相当する現金を受け取る
[/box02]
パチスロの場合は、メダルが交換するものとなります。
つまり、こういうこと。
[box03 title="要約"]
- ユーザーはたくさん当ててパチンコ店から借りた玉をすっごい増やした!
- パチンコ店は、ユーザーが増やした玉を特殊景品と交換した!
- ユーザーは、パチンコ店の敷地内(もしくは近隣)にたまたまあった「特殊景品だけを専門に取り扱うリサイクルショップ(質屋とか、古物商みたいな店)」に、特殊景品を買い取ってもらうことで現金を手に入れた!
[/box03]
という流れになります。
特殊景品とは「換金価値がある景品」のことで、一般的には小さなコインやカード状の「金塊」であることが多いです。
ぼくのパチスロ経験においては、細長い透明のケースに入れられた「ボールペン(のようなもの)」を特殊景品で渡されたこともありましたね。
昔すんでいたことのある東京では、換金所がパチンコ店敷地内に併設されているわけではく、
パチンコ店からすこし離れた場所にあり、周辺のいくつかのパチンコ店共通してその換金所で交換することができました。
パチンコの交換率(換金率)
パチンコの玉は、一般的には1玉4円で借ります。
つまり、1000玉で4000円の価値ということになり、この条件での交換を等価交換といいます。
しかし近年、等価交換は禁止されていますので換金率はもっと低くなります。各地域によりますが、消費税等を理由として、約1割~2割を差し引いて交換する店が多いようです。
1割減ということであれば1000玉が3600円分、1玉3.6円という計算になります。
「1玉がいくらに換算されるか?」これを交換率(換金率)と呼びます。(パチスロの場合は枚数換算、後述)
ただ、パチンコ屋の店員に「換金率ってどれくらいですか?」と聞いても答えてくれません。
どうやら答えてしまうと、パチンコ店は換金することを承知していることとなり、ギャンブルであることを認めてしまうことにつながるからのようです。
パチンコ業界としては、あくまで「パチンコはギャンブルではなく遊戯。換金行為はユーザー側と換金所でのやりとりでありパチンコ店は関与していない」というスタンスであり、法律的にも問題がないので(基本的には)摘発されることはありません。
そして、この「パチンコ店・換金所・ユーザー」でおこなわれる換金の流れを3点方式と呼びます。
3点方式での換金が「パチンコはギャンブルではないことの根拠」であり、法律に遵守しているというのが一般的な考え方となっています。
パチスロの交換率・5.5枚交換とは?
ちなみに、パチスロのメダルは20円スロットの場合、1枚のメダルが20円に相当し、1000円で50枚のメダルを借ります。
換金率についても、地域によりますが、ぼくの地域では55枚で1000円(分の特殊景品)が主流です。
この時、100円は5.5枚のメダルに相当するので、これを交換率で5.5枚交換といいます。100円分が6枚に相当するならば6枚交換…7枚交換…と「100円分に相当するコインの枚数」で言います。
[box03 title="パチスロの交換率"]
- 等価交換:メダル1000枚=20000円
→5枚=100円 - 5.5枚交換:メダル1100枚=20000円
→5.5枚=100円 - 6.0枚交換:メダル1200枚=20000円
→6枚=100円
[/box03]
ちなみに、2018年現在は等価交換が禁止なので、1000円分のメダル50枚をそのまま交換しても1000円は返ってきません。
つまり、メダルを店から借りた時点では負けることが確定しています。
パチスロの基本
パチスロは「パチンコ型スロットマシン」を略したもの。
本体そのものを「筐体(きょうたい)」と言います。
パチンコがまず存在し、あとからパチスロがでてきたという流れです。もともとあったパチンコ機本体のサイズに合わせてパチスロ機は作られたということで、現在も台の入れ替えがしやすいよう筐体の幅・サイズは、ほぼ同じになっています。
パチンコとパチスロの違いは細かいことも含めるとたくさんありますが、パチスロユーザーとしていちばん違いを感じる点は「パチスロには設定が存在する」というところ。
この設定の存在が、パチスロを盛り上げ、熱狂させたひとつの要因といえるでしょう。
パチスロの設定
一般的にパチスロの設定は、1~6の6段階です。
高設定であればあるほど、つまり最高設定6がよりたくさんのメダルを獲得しやすいということです。
高設定を1ゲームでも多く、むだなくゲームを進めていくと、浮いたり沈んだりの波はあるものの、長い目でみるとよりたくさんのメダルを獲得できる仕組みになっています。
これは、各設定の「機械割」に準じており、機械割100%以上であれば、かなりの試行ゲーム数が必要になりますが、理論上投資したメダルがマイナスにならないということを意味しています。
パチスロは、レバーオン時に抽選をおこなうと同時にその結果が決まっています。
パチスロの抽選方法
過去の抽選結果がそのゲームの抽選結果に影響をおよぼさず、1ゲームごとに独立した抽選結果をもたらす抽選方式。
一回一回のゲームが独立した試行であるとする「独立試行による完全確率方式」ということになっています。
なので、
[box02 title="スロッターが言いがちなこと"]
- 『クソハマりのあとは、はね返りで大連チャンあるで!』
- 『連チャンしたあとだし、ハマるころかも…』
- 『スランプグラフの波的にそろそろ良い波が来る頃』
[/box02]
という話は、根拠が明確ではないただのでたらめな話(オカルト)ということになります。
オカルト論には、それを語る人の経験にもとづく個人的な見解が多く含まれています。
確率論的には『そうである可能性が高まる。そういう出来事に出くわすことが多くなる。』ということはあっても、
『必ずそうなるということを保証できない』という点は、パチンコ・パチスロの面白いところでもあり、ユーザーがその事実を確認することができないブラックボックスと言われる理由のひとつにもなっています。
「完全確率」の話はまた別の機会にでも。
パチスロの遊び方
パチスロも簡単に遊戯の流れを説明しておきます。
[box02 title="パチスロ遊技の一般的な流れ"]
- ひまを持てあまして、なんとなくパチ屋に行きたくなる(※個人的な経験に基づく
- 気づいたらパチ屋にいる(※個人的な経験に基づく
- なにもわからないけど、上級者っぽくみせるため、前日の履歴とかスランプを見ては台を選んでるフリをしながら、よくわからんから直感で選んだ台に座る…(※個人的な偏見です
- と見せかけ!?結局、なんの根拠もなく、好きな台・打ちたい台に座る!(※個人的な経験に基づく
- 台の右にあるサンドにお金をいれる、サンドの貸出ボタンをおす、1000円分のメダル50枚がでてくる(※47枚の店もあります
- メダルを3枚いれる、レバーを叩く(リールが回る※レバーを叩いた時点で当たるかどうかが決まっています)、ストップボタンを押してリールを止める
- なんも揃わなかったり、小役とよばれる図柄がそろって3枚~15枚返ってきたり、リプレイとよばれる図柄が揃ってもう一度まわしたりしながら、遊戯をすすめていくと、そのうち当たる
7’.※なにも当たらず、茫然自失、自暴自棄、「お金、なくなっちゃったよぉ…やべぇ…どうしよう…まじ、やべぇ…」と後悔の念に苛まされ、見えないなにかにおびえ、精神的にやられ、現金をどうやって作ろうかと、アタマがいっぱいになる…というパターンもあります。 - 当たったら、特定の図柄(7・7・7であることが多い)を揃えることで、メダルをたくさん獲得できるボーナスゲームがはじまる
⑧'.※機種によっては、7を自分で揃えることなく勝手に揃う機種、台の指示にしたがって順番にストップボタンを止めることでメダルを獲得する機種もあります。 - ボーナスが終了したら5に戻る。(※獲得したメダルを使ってそのまま遊戯を続けます。
- やめたくなったら、店員さんにメダルを渡し、ジェットカウンターで計測してもらい、レシートを受け取る。
- レシートを景品交換カウンターにもっていき、獲得したメダル枚数に相当する景品と交換する。(会員カードを持っていると貯めることもできます。
[/box02]
管理人の個人的な経験も含まれていますが、パチンコ・パチスロ店とのやりとりはここまで。
換金については、パチンコの項目で説明したとおりで、カウンターでもらった特殊景品を交換所にもっていき、特殊景品に相当する現金と交換します。
パチンコは玉入れ遊び
先程も書きましたが、パチンコは「1000円分のパチンコ玉でどれだけ回せるか?抽選を受けられるか?」が勝つためにいちばん大切なことです。
液晶での演出や役物などは、ユーザーを楽しませるためのただの飾りという人もいます。
パチンコはほとんどがハズレというおみくじみたいなものです。
それだけでは、遊戯としてはおもしろみにかけるので、ただのハズレをさわがしい演出でユーザーを楽しませ、興奮させ、
これは当たるんじゃね?いや、あたるだろ?あたらんのかい!?...いや、やっぱあたるんかい!?どないやねん!!?
と熱狂させるためだけに、液晶やその演出、役物というものの存在があります。
楽しむためにはやはり勝つことがいちばん大切で、勝つためには回るかどうか、抽選をたくさん受けられるかどうかがいちばん重要なのですが、
パチンコが好きな人の中には、ハズレても楽しいと思える人がいて、派手な演出、当たり方、クギの並び、などなど、当たることよりもハマるポイントが人それぞれにあるようです。
ただ勝つため、お金を手に入れたいだけの人。あるいは、パチンコを毛嫌いする人たちは、ムダな煽ってくる演出や役物のことも含めて、パチンコをただの「玉入れ遊び」と言われることがあります。
ただの玉入れ遊び
と言われると、ぼくもすごく虚しい作業に思えてきて、冷静になれるので意外としっくりきています。
パチスロは図柄合わせ
パチンコ同様に、パチスロも「ただの図柄あわせ」と言われることがあります。
設定が大事
パチスロは設定がとにかく大事。
1枚でもたくさんのメダルを獲得して勝つためには、高設定を1ゲームでも多く、そしてムダなく回すことです。パチスロの基本は、高設定を長く打ち、勝って楽しむことです。
当たりやすい状態の台をねらう「ゾーン狙い」「リセット狙い」
パチスロの機種によって、当たりやすいゲーム数だけを狙って打つ「ゾーン狙い」、設定変更の直後だけ当たりやすい状態になる機種を狙って打つ「リセット狙い」といった戦略があります。
[box03 title="ゾーン狙い・リセット狙いの代表的な機種"]
- ゾーン狙い:アナザーゴッドハーデス
AT後、400G、800Gでチャンスゾーン(ヘルゾーン)高確移行 - リセット狙い:沖ドキ
リセット後、200G以内に当たるチャンスゾーン滞在の可能性あり。チャンスモードで当たると天国モードもしくは連チャンモードに移行しやすいモードBへ必ず移行する)
[/box03]
ハーデスのチャンスゾーン狙いは、チャンスゾーンにすら入らないことがほとんどなので、やっている人は少ないと思いますが、これらの作戦には、
- どのくらいのメダルを獲得することができる可能性があるか?
- その可能性がどれくらい高いか?
という計算に基づいた「期待値」というものが存在します。
期待値をもとにゲーム数を消化、試行回数をこなすだけでたくさんのメダルを獲得する可能性が高まり、試行回数を増やせば増やすほど、勝ちが多くなるものとなっています。
一般的にAT機やART機とよばれるパチスロ機に存在しますので、打つときもやめるときも必ず台のことを調べてからやめるようにしましょう。
当たると恩恵のあるモードを狙う「モード狙い」
上でもあげた沖ドキは、チャンスモードで当たるとかならずモードB以上に内部モードが移行します。
モードBは、大連チャンにつながるドキドキモードへの移行も期待できるため、沖ドキのモードB狙い専門で立ち回る人もいます。
当たることが決まっている「天井狙い」の恩恵がある機種
ちなみに、当たりをひけずに決まったゲーム数まで回すと当たる「天井措置」には、たくさんの恩恵を受けられる機種も存在します。
たとえば、
- ミリオンゴッド神々の凱旋(天井到達時の1/2で80%ループストック)
- スーパービンゴプレミアム(天井到達時のAT初期ゲーム数3桁以上になるフゥア!確率がアップ)
などがあります。
天井間近で捨ててある台がほとんどなく、あっても必ず投資分をまくれるというわけではありません。
天井狙いもとにかく足をつかって天井間近の期待値のある台をみつけ、試行回数をこなすという地味な作業を繰り返すことになります。
そうなんです、パチスロで勝ち続けるためには、足をつかい、時には打たないという選択ができる人でなければなりません。
パチスロで勝つことは、メンタルが強くないといけませんね。
快感が強いパチスロ
パチスロのほうが、快感や達成感が強く、依存性が高いといわれています。
なぜか?
その理由について、いちユーザーとして感じるところですが、
図柄を自分で止められる遊戯性
ぼくは、パチスロのなかでもノーマルタイプとよばれる「純粋なボーナスゲームでメダルを増やしていく機種」が好きです。
ノーマルタイプは、目押しの技術を向上させることによって、よりたくさんのメダルを獲得できる点にあります。これを「技術介入」と呼びますが、小役を取りこぼさずにそろえたり、ボーナスを迅速に察知して最速で揃えたり。
知識と経験、努力によって、楽しさも増えるし、自分自身に成長を感じるようになったり、達成感を覚えるようになります。
さらには、「7」を自分で揃えるという点も、目に見えて目標の達成がわかるため、パチンコより大きな達成感を味わうことにつながると感じています。
結果的として、高い依存性につながるのだろうと考えています。
1枚20円というレート
店によりますが、等価のパチスロでメダルを箱に入れると約「1000枚」、金額にすると約2万円分に相当します。一方、1玉4円のパチンコでは一箱だいたい6~7千円分相当の玉です。
使った箱に対して得る金額はパチスロのほうが多いので、感覚としてよりたくさんのお金が手に入ったという感覚になります。
あくまで、個人的な感覚ではありますが、この感覚もパチスロのほうが気持ちのアゲサゲを大きくし、パチスロにのめり込む要因ではないかと感じています。
最近は、獲得した玉やメダルを箱には入れずに、その台で計測できる「各台計数機」を導入する店も増えてきましたので、パチスロにハマって借金する人が少しでも減ったらいいなと思います。
メダルが出続けることが確定する瞬間
パチスロの中には、メダルが出続けることが確定する瞬間があります。
ぼくが好きなノーマルタイプ・Aタイプは、ボーナスでメダルを増やすゲーム性ですので、出続けることが確定する瞬間はありません。
しかし、AT機やART機では大きなゲーム数を上乗せしたり、確率の薄いフラグをひけば1000枚が確定する確定役などが存在します。
4号機初代ミリオンゴッドは「フリーズ1発5000枚!(等価交換で約20万円)」などと言われていました。
その頃と比べてしまうと、2018年現在のAT・ART機は見劣りしますが、それでもフリーズ1発1500枚だったり、AT獲得期待枚数1750枚といった文字が散見しています。
4号機時代はさらに「時速万枚!」といったスピード感もあわさっており、かなり射幸心をあおる時代であったことは間違いありません。
しかし、2018年現在でも、営業時間内で2万枚、3万枚獲得できる機種は存在しており、射幸性という意味では4号機時代とさほど変わらないように感じています。
次の当たりだけが(ほぼ)確定するパチンコとは違い、大量のメダルが確実に獲得できることが確定する瞬間は、脳汁必至の瞬間であり、高い依存性につながっていると感じます。
パチンコ・パチスロはギャンブル・賭博なの?
さて、以上のことをふまえて、単純な疑問として
- パチンコ・パチスロはギャンブル・賭博ではないのか?
- なぜ、法律で禁止されないのか?
という話題をよく耳にします。
パチンコもパチスロもやらない人からすれば、おそらくは「ギャンブル」と認識していることでしょう。
では、ギャンブル・賭博だとしたら、
- 法律によって罰せられないのか?
- なぜ、民間企業であるパチンコ・パチスロ店ばかりが、法律で罰せられることなく、堂々と賭博開帳をおこなっているのか?
- なぜ、ユーザーも平気な顔して賭博行為をおこなうのか?
と思うのが普通の考えだと思います。
当たり前のことですが、パチンコ・パチスロはギャンブル・賭博行為ではありません。
先にもあげた「3点方式」が賭博行為でないことの後ろ盾になっているわけですが、もし、法律に違反していれば、賭博行為をすすめる側も、それをおこなうプレーヤーも法律で罰せられることになります。
現状、パチンコ・パチスロは規制されることはあっても法律で罰せられることはありません。
それが、なによりも違法でないことを証明しています。
ギャンブル・賭博です(経験者の視点で
それでも、ぼくは「パチンコ・パチスロはギャンブル」だと思います。
パチンコ・パチスロは、店から借りた玉やメダルを増やし、景品に交換することを楽しむ遊戯ということになっています。
景品には、ジュースやお菓子など食料品、家電や洗剤などの日用生活品、ブランド品、ファッション関連など、店によってさまざま。
しかし、2018年現在、おおくの遊戯者・プレーヤーは、景品の中のひとつである「特殊景品」を換金して遊戯を終えています。
お金を使い、遊戯して、(玉やメダルを増やし、景品に交換、)現金を増やす。大きなお金を得ることもあれば、大きくお金を失うこともあります。
換金行為がなければ、パチンコもパチスロもここまで人気にはならなかった、と断言できます。
3点方式とはいえ、換金行為がパチンコ店敷地内で完結する仕組みを「ギャンブルではなく遊戯」と主張するのには、やはりムリがあります。
いちパチスロユーザーとしても、ほんとにこれは謎であり、ギャンブルではなく遊戯と主張するには、ムリがあると感じていますが、
法律で罰せられることがない現状に甘え、パチンコ屋に出入りしていることについては、ぼく自信も反省しなくてはいけないと感じています。
パチンコとパチスロの違い・まとめ
パチンコよりもパチスロはハマりやすい
ハマっても、生活に支障なく楽しめている人はステキだと思いますが、ぼくのように借金して、仕事もままにならず、苦しい毎日を送るようなことは、ぜったいにやめてください。
経験者から言えることは、
パチスロってちょっとおもしろそうだなぁ…やってみたいなぁ...
と思っている初心者には、くれぐれもはまりすぎないように気をつけてほしいと思います。
んでは、また。