パチスロで連敗が続く、よくあることです。
なにをやっても、どう立ち回っても、すべてがうまくいかずにまったく勝てない時期がやってきます。いつどんなタイミングで、どのくらい連敗の状態が続くのか?もちろんそんなことは誰にもわからないので、どんどんと不安にかられていきます。
逆に言えば自分の精神力をためされる瞬間でもあるのです。
2017年の一年間、ぼくはプラス収支で終えることができましたが、その中でもどうやっても勝てない時期をなんどもあじわってきました。安定するといわれているノーマルタイプをメインに立ち回っていましたが、それでもどうしても勝てないのでほんとに恐怖でしかありません。
というわけで、どうしても勝てないパチスロ連敗中、ぼくが考えていたこと、立ち回りなど対策について書いてみようと思います。
立ち回りのパターンを持っておく
パチスロで「勝つこと」を目標としている場合、好きではないノーマルタイプの機種を打ったり、天井狙いやゾーン狙いといっためったにやらない立ち回りもしていました。
めったにやらない天井・ゾーン狙いから麻雀物語2で万枚達成してみたり、
祝万枚。 pic.twitter.com/efEQ6UPInx
— のますろ@禁スロ6ヶ月継続中 (@nomasuro) August 28, 2017
挙動がよさげなBLACK LAGOON2を打ったら、1ビッグで2回フリーズしたり...と幸運なことにも恵まれました。
もちろん、期待値をもとに定石通りの立ち回りをしても結果がついてこない機種もありました、えっと...アナザーゴッドハーデスとか、ミリオンゴッド神々の凱旋とか、ゴッド凱旋とか、凱旋とかガイセンとか...。
いまにして思えば、ノーマル中心のメインの立ち回り、その結果がしっかり出ていたからこそ、いつもとちがう天井ゾーン狙いでの立ち回りについても落ち着いて立ち回ることができていたのだろうと感じています。
もちろん、パチスロで借金をしてしまうくらいですから、それまでの最低な立ち回りやメンタル面と比べれば・・・という話になりますけども。
一日単位の勝ち負けに左右されない精神力
パチスロで「勝つこと」を目的としている場合、一日単位での勝ち負けといった結果で一喜一憂してはいけません。遠隔操作、裏モノといった見えない力についても疑っても考えてもいけません。
パチスロで勝つためにぼくたち遊戯者が信じるべきは、
- 機種について公表されている数値や解析値
- 自分自身(立ち回り、目押し技術、知識、etc.)
- 前回の抽選結果に左右されない完全確率抽選である
- ホールやメーカー、パチスロ業界、すべて健全で誠実な人たちである
ということです。もしこれらを少しでも疑うのであれば、そもそもパチスロをやらないほうがいいでしょう。「お金のからむ世界だからそりゃ、なにかしらあるよ。でもまぁ、それも含めて楽しいんだよね」っていう人もいるでしょうし、そういう人を否定したいわけではありません。むしろ、そのほうが健全です。
パチスロは遊戯として心によゆうをもって楽しんでやるべきです。
それでも、中には「パチスロで勝ちたい」「パチスロで生活したい」というひともいることでしょう。そういう人に言いたいことは、どんな結果が起きたとしても一喜一憂せず、自分の信じた立ち回りや戦略を淡々と実行できる強い気持ち、強い精神力がパチスロには必要なのです。
パチスロだけではなく、パチンコ、競馬などのギャンブル。株やFX、不動産などの投資。ビジネスや起業などでも、大切なことだと思います。
連敗の原因はなにか?
自分の気持ち、精神面がゆらぎはじめると、見えない力のせいにしようとしたり、他人のせいにしようとすることもあります。
要するに誰かのせいにしようとするわけです。
連敗中って特にこんなふうに思うこと、ありませんか?
- やめた台がめっちゃでてた!怒
- ビッグ当たらん!そもそもボーナス当たらなすぎだろ、これ!裏モノか!怒
- 遠隔(操作)かよ、おいおい!絶対おかしいだろ、これ!怒
どれだけ期待値をおった立ち回りをしてみても、確実に高設定台を回したとしても、負けにくいノーマルタイプで完全攻略して打ってみても、一日単位でみれば負けることなんてふつうにあります。しかも、5万、10万、負けることだってあります。
それが連日続くこともあります。
パチスロは確率とのたたかい
なぜならそれが「確率」というものだからです。確率を支配することはできないからです。確率の10倍ハマりくらいなら一日単位の実践でも十分に起こりえる確率です。
例えば、5号機ハナビ。
設定6の合成確率分母149、その10倍。1490ゲームはまり。日常茶飯事とは言いませんが、2500ゲームをみたことのあるぼくからすれば、起きても不思議には思わないハマりです。
そもそも遊戯としてパチスロを打っている人で、1000ゲーム、2000ゲーム...そこまで回そうという人がいないのでホールで見ることは少ないかもしれません。しかし、ノーマルタイプメインの人ならわかるハズです。ノーマルタイプメインの人がやることは、単純で「高設定ならば信じて回すだけ」です
極端な話をすれば、「ノーマルタイプでありえないゲーム数ハマったことで有名なキウイスムージー事件」も、起こりうる可能性が0ではない限り、どんな事象でも確率の世界では起こりえるのです。
それが確率というもの。
ですから、自分の信じているものを信じて実践し、立ち回るしかないのです。
見えない力のせいにしない
店や台を疑いたくなる気持ちはわかりますが、パチスロは「アツくなったら負けます」。自分が負けている原因について、アカの他人や、パチンコパチスロ店、パチスロ台のせいにしたら、それはアツくなっている証拠です。たとえ本当に「見えない力」のせいで負けたとしてもアツくなってはいけないのです。
自分の負けを誰かのせいにしたいなら、いさぎよくパチスロをやめた方がいいです。
もしそれでも続けたいというならば「なぜ負けたのか?」の原因を自分のなかに求めるべきです。店選び、台選び、やめた根拠...人に説明ができるようになるくらい自分の立ち回りについて分析しては改善してみたり、自分の通う店の分析をしてみたりするほうが、勝つための立ち回りの役に立つはずなのです。
負けない立ち回りを信じてパチスロを続ける
繰りかえしになりますが、パチスロで勝つためには、自分なりの立ち回りや戦略を立て、それにそってただ立ち回るだけです。
やってはいけないことは、例えば、一日単位の勝ち負けで一喜一憂する。
例えば、ビッグボーナス間で2,000ゲームはまったと腹を立てる。
アイコンはクランキーコレクション、ビッグ間2200Gハマり記念。2,000枚出てからのこれがいわゆるアクロスの闇というやつ。 pic.twitter.com/v2auE5UFDg
— のますろ@禁スロ6ヶ月継続中 (@nomasuro) August 27, 2017
ちょっとビッグボーナスがひけず、レギュラーボーナスばかりやってくるからと、すぐにイライラしたり、台パンなんてもってのほかです。
そうやってすぐに感情的になってしまうぼくみたいな人。
いかん、400はまって8回目のレギュラー。反射的に台パンしてもうた。冷静になりに外に出るも…さすがに確率というものを疑いたくなるレベルでイライラがおさまらん。確率が0でない以上、どんな事象も起こりうるのはわかるけど、都合の悪い事象を受けいれるにはあまりにもつらすぎる。
— のますろ@禁スロ6ヶ月継続中 (@nomasuro) September 26, 2017
そういう人が、感情的にならず自分の信じた立ち回りをするというのはすごく難しいことだと思います。
事実、ぼくは2018年におきた20連敗によってメンタルがおかしくなり、パチスロをやめました。自分や自分の立ち回りを信じられなくなったし、パチンコパチスロ店、パチスロ台すら信じられなくなってしまったからです。
いまとなっては、やめることができたので良かったと思いますが、負けが続くときの恐怖感、不安感。だれも、なにも信じられなくなってしまい、ただ涙があふれ出てくるあの日のことを思い出しただけでも怖くなります。
ただ、それくらい「パチスロで勝つ」「パチスロで勝ち続ける」というのは、むずかしいことなのだと身をもって理解することができたわけです。
どれくらい自分自身を信じていますか?
自分の立ち回りを信じきれますか?
店、店員、機種を信じきることはできますか?
パチスロをやめる
そうまでしてパチスロを打たなくちゃいけないの?
さっさとやめろよ?
普通の人ならそうおもうことでしょう。すごくわかります。
ただ、パチスロにとりつかれていると普通の感覚がなくなります。常にあたまのなかはパチスロのことばかり。パチスロを打っていないと落ち着かないのです。
ぼくもそういう人間でしたが、ぼくには自分を信じきることができず、ただ打ちたいだけの実践もだんだんと増えていきました。
当然ながら連敗から脱出することができず、ただただ失っていく時間とお金をまえにしてパチスロを打つことがとてつもなく苦痛になっていきました。
仮に勝ったとしても、その先、自分の将来になにも見いだすことができませんでしたから、怒濤の20連敗のなかでだんだんと精神状態は崩壊していきました。
「パチスロをやめたい...だけど、やめられない...やめたい...自分の人生、このままじゃまずい...でも、どうすればいいんだろう...」
こんな想いを抱えながら勝ったり負けたりを繰りかえし、そしてやってきた20連敗によってメンタルがおかしくなってしまったので、パチスロ思考をいちど捨て去ることができ、冷静に自分の置かれている状態をみつめる時間ができました。
そして、自分でもウソのようにパチスロから離れてやめることができました。
20連敗こそしたものの、トータルの収支はまだそこそこのプラスだったので、借金をすることがなかったのは自分としてはほんとうに良かったなと思っています。
そういう意味でも、パチスロで勝つことというのは本当に大切だということも、あらためて実感しました。
連敗が続き、抜け出せないときは、パチスロをやめられるひとつのきっかけなのかもしれないので、やめたいけどやめられない人!
そのタイミングを大切にしておくれ、まじで!!(悲痛な叫び
さいごに
1年間プラスになったノーマルタイプをメインにした立ち回りのなかで突然、ほんと突然にやってきた空前絶後、超絶怒濤の20連敗。
この経験によってぼくはパチスロと距離を置くこととなり、そしてパチスロをやめることができました。
ぼくはパチスロによって借金をしてしまったので、いつかはパチスロをやめたいと考えていました。だから、20連敗の最中は体の中をえぐられるようつらい想いでいましたが、いまとなれば「良かった」とおもいます。
ぼくのように「パチスロをやめたいけれどやめられない」という人に、ひとつだけ考えてほしいことは「パチスロを続けた先に何があるのか?」ということです。
ぼくには、パチスロを続けた先にはなにも見えませんでした。
時間とお金を削られるだけという恐怖心。将来への不安。勝てないことへの苛立ち、憎悪...なんかが、そこにはありましたが、できることならこんな感情をみなさんには味わってほしくないという想いです。
自分が信じるってなんだろう。そんなことを思う今日この頃です。ではでは。